AWSでEC2インスタンスを作りVNCで接続するまでのセットアップ手順
AWSでEC2インスタンスを作りVNCで接続するまでのセットアップ手順
とりあえずコード書いたりアプリ動かしてみたりのVMをAWS上に作る手順をまとめました。
EC2インスタンスの作成
[AWS] Webサーバーの構築方法
https://qiita.com/kono-hiroki/items/86af406d95f325b32e4e
これの頭から「SSHでEC2インスタンスに接続」の章までをやる。
基本的にはデフォルト値でOK。
設定値は下記を参考に。
- AMI(Amazon Machine Image)として「Debian 10 Buster」を選択 (AWS Marketplaceのタブ内にある。MarketplaceにあるものだけどDebian OSに対する料金は$0でEC2のリソース使用料のみかかるみたい)
- インスタンスタイプは汎用的なスペックを持つ「m5.large」くらいがいいのでは
- ストレージは念のため30GBくらいにした(Dockerまで入れた時点で5GB弱使用している)
- マシン終了時にストレージのデータをクリアするのチェックをOFF
- 手順の途中で作成した新しいキーペアは必ずなくさないように(ログインで必要、なくすとVMにログインできなくなる)
1-2分で作成完了するので、SSHでログイン
ユーザ名は「admin」、パスワードは先ほど作成したキーのファイルを指定
これが煩わしい場合は、下記手順でElastic IPを設定して紐づけておけば固定IPを使える。
https://qiita.com/kono-hiroki/items/86af406d95f325b32e4e#elastic-ipアドレスを紐付ける
Option: Dockerのセットアップ
Debian 10にDockerをインストールして使用する方法
https://www.codeflow.site/ja/article/how-to-install-and-use-docker-on-debian-10
その他使いたいパッケージはaptコマンドでインストールしていけばOK。
GUI&VNCセットアップ
GUI画面が欲しい方はこの手順を実施する。
基本的な流れは下記。
GUIインストール→VNCサーバインストール→VNCクライアントインストール→VNCで接続
GUIインストール
GUIとしては、GNOME2ベースの軽量GUIであるMATEを使うのがよさそう
なぜなら、Amazozn Linux2にはそれを使う手順が書いてあるので問題が起こりにくいと推測
https://aws.amazon.com/jp/premiumsupport/knowledge-center/ec2-linux-2-install-gui/
MATEデスクトップのセットアップ
https://www.server-world.info/query?os=Debian_10&p=desktop&f=4
※15分以上かかる
rebootは不要。
VNCサーバのセットアップ
VNCサーバの設定
https://www.server-world.info/query?os=Debian_10&p=desktop&f=6
サーバの設定とWin10でのクライアントのインストールについても書かれているので実施する
ここで、EC2のポートを開ける必要あり。
EC2画面の「セキュリティグループ」→Debianで使っているセキュリティグループの「インバウンド」に以下のルールを追加
・カスタムTCPルール、TCP、5901番ポート、ソースは任意の場所
※SSHのルールは消さないように!!
VNCサーバ起動
VNCサーバの起動
vncserver :1 -geometry 800x600 -localhost no
geometry(解像度)は任意で指定してください。localhost noは指定しないと接続できないみたいです。
起動しているサーバの一覧を表示
vncserver -list
サーバ終了
vncserver -kill :1
VNCクライアントから接続
UltraVNC Viewerから接続する。
接続先はEC2のIPアドレス。ポート番号はデフォルトで5900に接続しに行くので、明示的に5901を指定する。
例:11.22.33.44:5901
画面が出れば成功!
おまけ:おススメ設定
スクリーンロックさせない
http://freebsd.sing.ne.jp/linux/02/04/02/02.html
放置してるとロック画面が表示されパスワードを要求されるが、キーペアでログインしているためパスワードは設定されておらず復帰できなくなるのを回避する